エクストレイル(4代目)▲2022年に登場したミドルサイズSUVの日産 エクストレイル(4代目)。その燃費性能を紹介
 

運転支援技術「プロパイロット」などを搭載し、性能の高さから人気を集める日産 エクストレイル(4代目)。

この記事では、カタログ燃費や先代・ライバル車との比較などエクストレイルの燃費性能を検証。初期費用を抑えるための経済的な買い方も紹介します。
 

エクストレイルの燃費をサクッとまとめ

【燃費性能】エクストレイルのWLTCモード燃費は最高19.4km/Lと良好
【実燃費】ユーザーによる実燃費は10~12km/L。ただ「高速道路は14km/L」という声も
【車種比較】燃費性能はトヨタ RAV4(5代目)ほどではないが、自動車税はエクストレイルの方が安い
 

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日産 エクストレイル(4代目)
 

エクストレイルのカタログ燃費は最高19.4km/L

4代目エクストレイルのパワートレインは、発電用の1.5Lエンジンに駆動用モーターを組み合わせた、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」が設定されています。

グレードは「S」「X」「G」の3種類で、それぞれに2WDと4WD(e-4ORCE)が設定。Xには2列シート車だけでなく3列シート車も用意されており、WLTCモード燃費は次のとおりです。
 

グレード シート列数 駆動方式 WLTCモード燃費
S/X/G 2列 2WD 19.4km/L
4WD 18.1km/L
X 3列 18km/L
グレード シート列数 駆動方式 WLTCモード燃費
S/X/G 2列 2WD 19.4km/L
4WD 18.1km/L
X 3列 18km/L
※「ロッククリーク」グレードはWLTCモード燃費が公表されていないので割愛

燃費性能によるグレード間の差はほとんどなく、Xの3列シート車のみ数値が異なるのは覚えておきたいポイント。いずれにせよ18~19.4km/Lというのは、ミドルクラスSUVとしてはなかなか優秀といえます。
 

駆動方式・シート数別に各走行モードの燃費を比較

WLTCモードには総合燃費の他、「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という実際の走行シーンを想定した測定モードもあります。それぞれのモードを見ていきましょう。
 

駆動方式 シート数 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
2WD 2列 17.9km/L 21.1km/L 19.1km/L
4WD 15.9km/L 19.8km/L 18.1km/L
3列 15.9km/L 19.6km/L 18km/L
駆動方式 シート数 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
2WD 2列 17.9km/L 21.1km/L 19.1km/L
4WD 15.9km/L 19.8km/L 18.1km/L
3列 15.9km/L 19.6km/L 18km/L

最も燃費が良かったのは郊外モード。2WDで21.1km/Lと高い値をマークしています。逆に、ストップ&ゴーの多い市街地モードは不得手でした。

それでも各数値が優秀であることには変わりありません。街乗りだけでなく、遠出にも積極的に使いたくなる優れた燃費性能といえそうです。
 

エクストレイルは前期型の方が低燃費

4代目エクストレイルは2025年9月の改良を機に前期型と後期型に分かれます。後期型はデザインが変更され、日産車として国内初となる「Googleビルトイン」というインフォテインメントシステムなども採用されました。
 

エクストレイル(4代目)前期型▲ 2022年7月~2025年8月まで生産された、4代目エクストレイルの前期型

結果、前期型と後期型では燃費性能に若干の差が見られます。
 

グレード シート列数 駆動方式 前期型 後期型
S/X/G 2列 2WD 19.7km/L 19.4km/L
4WD 18.4km/L 18.1km/L
X 3列 18.3km/L 18km/L
グレード シート列数 駆動方式 前期型 後期型
S/X/G 2列 2WD 19.7km/L 19.4km/L
4WD 18.4km/L 18.1km/L
X 3列 18.3km/L 18km/L

このように前期型の方がWLTCモードで0.3km/Lほど低燃費となっています。

デザインの変更にともなう全長の変化(4660mm→4690mm)や装備の変更などが要因と考えられますが、実際の走行で意識するような差ではないでしょう。
 

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日産 エクストレイル(4代目) × 2022年7月~2025年8月
 

エクストレイルの燃費を現行型(4代目)と先代(3代目)で比較

続いては、先代となる3代目と比べてみましょう。
 

エクストレイル(3代目)▲2013年12月~2022年6月まで生産されていた3代目エクストレイル。3代目は「e-POWER」とは異なるハイブリッドシステム「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」を搭載

比較するのは、新車販売されている4代目の現行モデルと3代目の最終モデル。ともにスタンダードなグレードのハイブリッド車です。
 

世代 グレード 駆動方式 WLTCモード燃費
現行・4代目 X 2WD 19.4km/L
4WD 18.1km/L
先代・3代目 20Xi ハイブリッド 2WD 15km/L
4WD 13.8km/L
世代 グレード 駆動方式 WLTCモード燃費
現行・4代目 X 2WD 19.4km/L
4WD 18.1km/L
先代・3代目 20Xi ハイブリッド 2WD 15km/L
4WD 13.8km/L

3代目は当時としては高い燃費性能を誇りましたが、最新の「e-POWER」を搭載する4代目が燃費を大きく伸ばしています
 

 

エクストレイルの実燃費は? 購入者のクチコミを紹介

ここからは、4代目エクストレイルの実燃費をチェックしてみましょう。

以下は、カーセンサー内のクチコミ評価ページに寄せられた購入者の実燃費です。
 

投稿者 エリア グレード 実燃費
ルネッサ2000GTターボさん 東京都 X e-4ORCE 12km/L
平社員さん 静岡県 X 90周年記念車 10km/L
投稿者 エリア グレード 実燃費
ルネッサ2000GTターボさん 東京都 X e-4ORCE 12km/L
平社員さん 静岡県 X 90周年記念車 10km/L

WLTCモード燃費と若干の乖離が見られますが、これは使い方による違いかもしれません。

実際、平社員さんは「高速道路では14km/Lくらい」とコメントしており、シーンによっては燃費がより伸びるでしょう。
 

ハシモトタカシ

著者・ハシモトタカシルネッサ2000GTターボさんは「この巨体でエアコンつけて渋滞の街乗り12kmなら全く問題ではない」と前向きに捉えており、満足しているようでした。

 

エクストレイルの燃費をアウトランダー、RAV4と比較

4代目エクストレイルは他と比べて低燃費なのか、同じミドルサイズSUVの三菱 アウトランダー(3代目) 、トヨタ RAV4(5代目 ※国内)と比べてみましょう。

アウトランダーとRAV4は4WDのみなので、4WDの最も低燃費グレードで比較しました。
 

車種 パワートレイン グレード 燃費
エクストレイル(4代目) 1.5Lハイブリッド X 18.1km/L
アウトランダー(3代目) 2.4Lプラグインハイブリッド M 17.6km/L
RAV4(5代目) 2.5Lハイブリッド アドベンチャー 22.9km/L
車種 パワートレイン グレード 燃費
エクストレイル(4代目) 1.5Lハイブリッド X 18.1km/L
アウトランダー(3代目) 2.4Lプラグインハイブリッド M 17.6km/L
RAV4(5代目) 2.5Lハイブリッド アドベンチャー 22.9km/L

エクストレイルの燃費性能はアウトランダーより優れているものの、2025年12月に登場した最新のRAV4には及んでいません。
 

アウトランダーとRAV4▲アウトランダー(左)とRAV4(右)。どちらもアウトドア・ユースを見据えており、エクストレイルと似通ったキャラクターとなっている

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三菱 アウトランダー(3代目)

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トヨタ RAV4(5代目)

ただ、維持費ではエクストレイルが優位です。

自動車税は排気量によって金額が変わりますが、2.5Lエンジンを搭載するRAV4に対し、エクストレイルは1.5Lエンジン。エクストレイルは自動車税がRAV4より1万3000円安いのです。

RAV4でこの差額を燃料代で埋めようとすると、ガソリン価格が170円の場合、年間で約6600km以上走る必要があります。年間走行距離は5000~6000kmが一般的なので、エクストレイルの方が維持費を抑えられるかもしれません
 

ハシモトタカシ

ハシモトタカシエクストレイルは燃費に優れる2WDも用意されています。こちらを選べば燃費差が縮まるので、より維持費の面では有利でしょう。

 

購入費用を賢く節約! エクストレイルの中古車が経済的

燃費が良くランニングコストを抑えられるエクストレイルですが、中古車なら購入費用も抑えることができます

2026年5月における中古車の平均総額は約387.8万円。流通量は約680台とそこそこあるので、自分にピッタリの1台も探しやすいでしょう。
 

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日産 エクストレイル(4代目)

オススメの選び方①:コスパを優先するなら前期型の「X」系

エクストレイル X▲中間グレードのXでは、3列シート車を探すこともできるのが特徴

コスパを優先するなら前期型の「X」グレード系がオススメです。

価格だけならエントリーグレードの「S」も候補ですが、流通数が少なめ。日産の誇る運転支援システム「プロパイロット」は中間グレードのX以上に標準装備されているのもポイントです。

買った後の満足度までを考えれば、Xおよび「X e-4ORCE」を選んでおけば間違いないと言えるでしょう。

中古車の流通台数は約100台で、価格帯は総額で約235万~約465万円。ボリュームゾーンは総額300万~350万円ですが、総額290万円前後から走行距離4万km以下の物件を探すことができます。
 

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日産 エクストレイル(4代目)× 2022年7月~2025年8月 × X & X e-4ORCE

オススメの選び方②:ドライブや遊びを楽しみたいなら前期型の「G e-4ORCE」

エクストレイル G e-4ORCE▲G e-4ORCEは精悍な印象。シーケンシャルターン機能付きシグネチャーLEDポジションランプや19インチアルミホイールを装備

遠出やキャンプ、ウインタースポーツも満喫したいという方には上級グレード「G e-4ORCE」がイチオシです。

Gグレードは「NissanConnectナビゲーションシステム」やワイヤレス充電器、1500Wまで対応したAC100V電源などを採用しているため、ドライブ中の充電だけでなく、キャンプ時などにちょっとした家電を使えるのでレジャーの幅が広がるでしょう。
 

エクストレイル G e-4ORCEの内装▲ヘッドアップディスプレイやインテリジェントルームミラーの他、テーラーフィット素材のパワーシートなどを採用し、上質な雰囲気に

中古車の流通台数は約420台で、価格帯は総額で約220万~約550万円。ボリュームゾーンは総額350万~440万円に集中していますが、総額325万円前後から走行距離5万km以下の物件を探すことができます。
 

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日産 エクストレイル(4代目) × 2022年7月~2025年8月× G e-4ORCE系

オススメの選び方③:個性と上質さを求めるなら「オーテック」

エクストレイル オーテック▲日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手がけるカスタマイズグレード「オーテック」。専用デザインで上質さを高めている

個性や上質さも妥協したくないユーザーには「オーテック」系がベストでしょう。

Xをベースとした「オーテック」の他、Gグレードベースの「オーテック アドバンスドパッケージ」や走行性能も高めた「スポーツスペック」などが用意されています。

エクステリアでは、専用のフロントグリルや20インチアルミホイール、メタル調の専用パーツを装備。標準車とは異なるプレミアムな雰囲気が漂っているのが魅力です。
 

エクストレイル オーテックの内装▲インテリアではイメージカラーであるブルーのステッチをあしらい、キルティング加工が施された本革シートなどを備える

中古車の流通台数は約50台。価格帯は総額で約260万~520万円と、他グレードよりも若干お高め。ボリュームゾーンは総額350万~450万円ですが、総額330万円前後から走行距離5万km以下の物件を探せます。
 

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日産 エクストレイル(4代目)× オーテック系

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日産 エクストレイル(4代目)
文/ハシモトタカシ 写真/日産、トヨタ、三菱
※記事内の情報は2026年6月8日時点のものです。

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ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。